雨の日も風の日も寝不足の日も

20160901114047469.jpg


心地よい秋の風に頬をくすぐられつつ、
先日は月一の乳がん定期診察(+治療)をするべく
お昼からいつもの病院へ足を運びました。

予想と反して患者様はチラホラと少なく、
魅惑の待ち時間のために費やしたさまざまな労力は
報われることなく、あっという間に番号が呼ばれました。

珍しいこともあるものだ、と足早に診察室へ足を運ぶと
髪の短くなった主治医のО先生が爽やかな笑顔で
「調子はどうですか?」と明るく出迎えてくださいました。

「いよいよ左目が見えるようになってきました!」
釣られて私も明るく網膜剥離の状況を説明すると、

「それはよかったですね!他にどこか気になるしこりとか
 ありますか?」と思いがけない質問が…

体に目立ったしこりもなくなってきて、すっかりしこりの
チェックも忘れがちだった私は、鎖骨や肩を触りながら
「これといって大丈夫と思います」とのんきに答えました。

終わってみればなんとやら(喉元すぎればなんとやら)
今となってはしこりが増え続けたあの頃を
思い出すのすら難しくなってきておりますが、

それでもここ一年の間は、ホルモン治療以外に左胸下の
しこりの摘出手術をしたり、左目に放射線治療をしたり…と
病院でもいろいろと手を尽くしていただきました✧

おかげ様で現在は失明の危機も免れて
目立つしこりもない状態で落ち着いておりますが、

間に合ってよかった〜!
(いびつな胸を撫で下ろしつつ)


2016090111404884b.jpg
「秋のすきま風吹く待合室」


無事に診察を終えて薬を処方してもらい、
招かれるままに処置室へ…

いつものナースさまに声をかけると
あちゃー来たかー!みたいなとぼけた表情(笑)

ナース泣かせの血管の出にくい私の腕を見つめながら
「今日はうまくいくといいなぁ…採血もあるから外せないよなぁ…」と
あきらかに弱気なナースさまを元気づけるべくして、

「いける!」「うまくいく!」と
私は笑いながら声をあげました。
(ふざけてばかりでスミマセン)

笑いが緊張を解きほぐしたのか、
なんと今回は一発で大・成・功!(ヤッター!)

喜びに包まれたナースさまは
「○○さんに伝えなきゃ♪本当に嬉しい〜!」と
輝く笑顔で足早に去って行きました(THE 安堵)


20160901114049a7f.jpg
「処置室の極楽なパラマウントベッドにて」


なんやかんやと寝不足気味だった私は
ベッドの心地良さも手伝ってあっという間に熟睡…

気がつけばゾメタ点滴はカラになり、ゾラデックスを
打つべくお腹にひんやりシートを乗せた私は再びうたた寝…

再び夢を見始めた頃にО先生が現れ、
勢いよくゾラデックスをプスリ!!

この時、私に元気がないように思われたのか?
О先生は「大丈夫ですか?」と心配な表情に…

「いや、ここのところ寝不足で…」と答えると
「眠れないんですか?心の方は大丈夫ですか?」と
さらに心配な表情をし始めました。

「いえいえ、眠れないんじゃなくて
 遊んでたらついつい…」(ポケモンではありません)

笑顔でそう答えると「それならよかったです」と
О先生も再び爽やかな笑顔に戻りました。
病人なのにいつも遊んでばかりでスミマセン(心より)

…そんなわけで、О先生をはじめ病院関係者の皆さま、
いつも親身になってくださり、本当にありがとうございます◎
ポンコツな患者ですが、また来月もよろしくお願い致します。


2016090111411726c.jpg


ちなみに今回の受診は
高額医療費限度額制度のおかげで
【お会計0円】で済みました(薬代別途)

あの痛みを耐えるのが怖くて、昨年から
間を開けず薬を飲み続けておりますが、
CTによると肺の影も薄まってきているそうな?

この調子で腫瘍がなくなっていったら
常に服用している高価な痛み止めの数々も
そのうち必要なくなるのかしら…?

背骨の転移が消えてなくなったら、毎月の
ゾメタ点滴も打たなくてよくなるのかしら…?

欲深い私は希望が尽きることがありませんが(照)
これからもこの調子であわてずに
ぼちぼちと延命できれば幸いです✧

思いがけず涼しい時間も増えてまいりました。
皆さまも油断して風邪などひかぬよう、身も心も温めつつ
楽しい秋の夜長をお過ごしください(ΦωΦ)つ毛布

今日も元気をありがとう✡

関連記事

コメント


コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://assabocco.jp/tb.php/163-2245fd57

FC2Ad