
「私からもお願いします@病院」
ついこないだまで寒い寒いと言っていたのに
気がつけば季節はすっかり夏☆ですが、
画面の向こうの皆さまはいかがお過ごしですか?
こちらは相変わらずなんやかんやとバタバタ続きで
病み上がりの息子が異常に元気だったり、庭の草が再び伸びたり
なかなか記録がおいつきません…(ホットフラッシュな大汗)
ええーーい、ままよ!とチカチカな視界(と息子)のスキをついて
いよいよ今回は放射線治療の様子を記したいと思います。
※これまでのあらすじは「網膜剥離」カテゴリをご覧ください
ちなみに現在のチカチカ嵐は左目の上半分以上ですが、
治療をはじめてから青や赤の光も混じるようになりました。
生活には少し支障があるものの(常に薄暗く左側が見えにくい)
チカチカ嵐の中を光のミミズがふわふわと横切ったりして
ある意味サイケデリックな毎日でございます(ΦωΦ)〜✧
思い起こせば治療をはじめてもう10日…!
ぼやぼやな目とぼやぼやな頭で放射線治療を
再度おさらいしてみたいと思います。

「放射線スレッドにてスレストッパーに…!(by 539)」
まず目の治療をするにあたって事前に
自分の顔のお面(マスク)を作りました。
正確な位置で放射線をきっちりと浴びせるため、顔に装着した
マスクをベッドの枕部分に毎回しっかりと固定するのですが、
精巧さを求めるとマスクもピッタリでなければいけない…そこで!
〜自分の覆面(マスク)を作ってみた!〜
①患者は放射線機器のベッドに横たわります。
②医師達はマスクの材料になる特製のシート(網目状)を
患者が火傷しない程度に温めます。
③顔に温めたシートをそっと被せます。
(おしぼり療法みたいに気持ちが良い)
④シートを頭、顔全体にしっかり密着させて
顔型を取り、シートが冷めるのを待ちます。
⑤シートが冷めて固まったら顔から外します。
⑥マスク状になったシートの目の部分に
(放射線をあてるべく)穴を開けます。
⑦再度被ってベッドにマスクを固定→微調整します。
位置が合えば出来上がり♪(私は2度作りました)

「イメージはこれの白メッシュ(?)」
こうして自分の特製マスクが完成し、
後日いよいよ放射線治療がスタート…!
「一番大変なのは毎日の通院と待ち時間です」と
診察時にМ先生から言われておりましたが、
放射線治療は予約制ではないため、通院時間も自分次第で
待ち時間も思った以上に少なく、お会計も含めて毎回
およそ1時間以内に治療が終わります(とてもスピーディー)
治療の流れは「呼ばれたらベッドに寝る」→「マスクを固定する」
→「合図で目を開ける(放射は30秒ぐらい)」→「反対側からも放射」
乳がん患者の皆さまならご存知の方も多いと思いますが、
あの大きな装置が自分の体(顔)を軸にしてグルグルと回転して
ピーーーーーと音を立てながら目に見えぬ放射線を出します。
治療計画によると私の場合は「3Gy × 15回」ですが、
準備が整うと放射線スタッフは被曝を防ぐために
あのブ厚い扉の向こうへ行ってしまいました(→操作ROOMへ)

「WARNING!!!」
一度の放射線がいったいどれほどの被曝量なのか、
もはやポンコツな私には皆目検討もつきませんが
放射線スタッフの皆さまはいつも明るくとても元気です(大感謝✡)
さらに放射線は痛みもまったくなく、ずっと心配していた痛みの質問は
「レントゲンは痛いですか?」によく似ておりました(照)
痛みもなく、待つこともなく、治療も早い。
これで癌が治るなら本当に素晴らしい!
しかし放射線科のМ先生は、治療中期〜治療後に起こるであろう
一過性の副作用を度々心配しておりました(そりゃそうだ)
先日7回目の治療を終えた今の段階では、生活に
支障をきたすほどの大きな副作用は出ておりませんが、
起き抜けのかすみ目、目ヤニ、乾き、視界のブレ、など
少なからず影響が出始めている様子でございます。
治療の効果も副作用もまだまだこれからですが、
左目もゆっくりぼちぼちと回復できたら幸いです。
そんなわけで「網膜剥離」編、これからも続きます。
少しずつ汗だくな暑い日も増えてまいりましたが(feat.タオル)
あったかなお茶でも飲みつつ、まったりとどうかおひとつ…
今日も元気をありがとう✡
↓最近のお気に入り(心地よくLO効いてます☆)
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